知識の本棚

読みかけの本でも読んだ本でも読むつもりの本でも、とにかく本棚に仕舞うように調べたことを書き溜める。

技術力はマインドであるということ

「技術力(特にITに関して)は現時点でもっている経験や知識より、むしろマインドである。」という話。

技術力をより具体的な言葉で表現するとすれば、
「アイデアをより早くより品質良く具体化する力」となるだろう。
電子工作のシーンで言うと半田付けの早さや回路の早さやトラブルのない回路作りの力となる。
機械のシーンで言うとCADをいかに使いこなせるか、CADの通りに部材を加工できるかとなる。
殊、ITのシーンでは素早いコーディング力や対応できる言語の数となるだろう。例えばjavascriptPHPしかできない人はちょっとしたアプリを作りたいと思ってもパパっと実現できないし、仕事で使ってるJavaしか出来ませんなんて人はなおさらだ。

ここからはITの技術力に的を絞って話を進める。
技術力が定義できたところで、「それならば素早いコーディング力ならば経験や知識が大事じょのいこ」と言われるかもしれない。
しかしプログラミング言語やライブラリというのは日進月歩だ。古い経験は日々更新されていくスタンダードでは役に立たなくなることが多い。
WEBプログラミングに関して言うと開発速度が数年ごとに倍速になってるんじゃないかと思うくらい日々便利で品質の良いライブラリがリリースされてはスタンダードになっていく。サイクルこそ遅かれこういったことはWEB技術だけではないことは少しIT業界に身を置いた人なら体感しているだろう。

つまり、技術力を高く維持することは「①幅広い言語に対して②日々更新されていくトレンドに追いついていく」ことが大事になるわけだ。
これをトレンドを義務感で追い続けるのはかなりしんどい。
逆に言うとこれを好きでできる人は時間が経てば元々知識や経験がある人に容易に追いつけるということだ。
新しい技術に興味を持って楽しめる人が真に技術力の高い人と言えるだろう。